MakeでGoogleフォームの回答を自動でSlack・Chatwork・メールに通知する設定方法

PR|本記事はアフィリエイト広告を含みます。

Googleフォームに問い合わせが届いても、気づくのが数時間後——そういう経験、一度や二度ではないはずだ。しかも毎回、Googleスプレッドシートを開いて内容を確認して、Slackにコピペして……この作業、地味だけど確実に時間を食う。週5日続けると月20回以上、積み重なれば馬鹿にできないコストだ。

そこで今回試したのが「Make(メイク)」というノーコード自動化ツール。旧Integromat(2022年にリブランドされた)がベースで、OpenAI、Slack、Gmail、Shopifyなど1,000以上のアプリと接続できる。コードは一切書かない。ブラウザ上でブロックをドラッグ&ドロップしてつなぐだけで、自動化フローが完成する。

—

**「Watch Responses」がすべての起点になる**

Makeには「Watch Responses」というGoogleフォーム専用モジュールが用意されている。これをシナリオの最初に置くだけで、新しいフォーム回答が届いたタイミングを自動検知できる。あとは「何をするか」を後続のモジュールとして並べていく——SlackへのDM送信でも、Gmailでの自動返信でも、スプレッドシートへの記録でも。

ポーリング間隔(何分ごとに新着をチェックするか)は無料プランで15分、有料プランではより短い間隔に設定できる。「15分以内に気づければ十分」な問い合わせ対応なら、無料プランで普通に運用できる。

—

**Slack連携は10分で終わる。Chatworkはちょっとだけ手間がかかる**

Slackとの連携は正直あっさり終わる。MakeにSlack公式モジュールがあるので、通知を飛ばしたいチャンネル(例:#問い合わせ)を選んで、メッセージ文面に「{{1.`お名前`}}さんから問い合わせが届きました」のように変数を埋め込むだけ。フォームの各回答項目を自動でマッピングできるので、慣れてしまえば設定時間は10〜15分ほど。

一方、Chatworkは現時点でMakeに公式モジュールがない。そのため「HTTPモジュール」を使い、Chatwork APIを手動で叩く設定が必要になる。具体的にはChatwork側でAPIトークンを発行し、MakeのHTTPモジュールに以下を入力する形だ。

– URL:`https://api.chatwork.com/v2/rooms/{ルームID}/messages`
– ヘッダー:`X-ChatWorkToken: {あなたのAPIトークン}`
– リクエストボディ:`body=(メッセージ内容)`

Slackよりは工程が多いが、公式のChatwork APIドキュメントを横に置きながら進めれば、Webツールをある程度使い慣れた人なら30〜60分で完成する。日本企業でChatworkが標準コミュニケーションツールになっているチームには、この構成が現実的な選択肢になる。

—

**料金:無料でどこまでできるか**

Makeは無料プランが永続利用できる。上限は月1,000オペレーション・最大5シナリオ。1オペレーションはざっくり「モジュール1つの処理」と考えると分かりやすい。今回のようなシナリオ(フォーム受信→Slack通知の2モジュール構成)なら、1回の問い合わせで2オペレーション消費する。つまり無料プランで月500件の問い合わせまでカバーできる計算になる。

それ以上になれば有料プランへの移行が必要で、最安のCoreプランは月$9(年払い)から。競合のZapierと比べると、同等の自動化をより安価に実現できると言われることが多い——ただしZapierの料金は変動するので、比較する場合は各公式サイトで最新情報を確認してほしい。

—

**正直なデメリット**

良い点ばかりを並べても判断の役に立たないので、使っていて気になる部分も書いておく。

– **無料プランはポーリング間隔が15分固定**。「フォーム送信から1分以内に担当者に届けたい」という業務には向かない
– **UIがほぼ英語**。日本語化は一部の項目にとどまっており、英語アレルギーがある方には使い始めのハードルになる
– **Chatwork連携はAPI設定が必須**。「Webツールはほとんど触ったことがない」という方には、この時点で詰まる可能性が高い
– **オペレーション数の上限が思ったより早く来ることがある**。複数のシナリオを並行稼働させると、無料プランの1,000オペレーションは1〜2週間で尽きることもある

—

**こんな人に向いている / 向いていない**

向いているのはこういうケースだ。

– GoogleフォームをメインのリードフォームやCSの受付窓口として使っている
– 社内通知にSlackかChatworkを使っている
– 「Zapierを試したけどコストが気になってやめた」という人
– 副業や業務改善のために自動化スキルを身につけたい人

逆に、こういう状況なら別の方法を先に検討した方がいい。

– 秒単位の即時通知が業務上必要(例:緊急クレーム対応など)
– Webツール自体にほとんど触れたことがなく、英語UIへの対応が難しい
– 月の問い合わせ件数が数百件を超えていて、無料プランでは確実に足りない規模感

—

まず動かしてみるのが一番早い。設定してシナリオを有効化した瞬間から、次のフォーム回答がSlackに自動で届くようになる——その体験が、自動化の感覚をつかむ一番の近道だと思う。

無料プランはクレジットカード不要で始められるので、今日の業務が終わった後にでも試してみてほしい。以下のリンクからMake公式サイトに進める。

タイトルとURLをコピーしました